感性に響くマーケティング・コミュニケーションがある。
"MARKETING"。その言葉はかつて、アメリカ合衆国マーケティング協会(AMA)の定義では、"The performance of business activities that direct the flow of goods and service from producer to consumer or user"(生産者から消費者やユーザーへ、商品やサービスの流れを方向づける商業活動)とありました。しかし2013年7月における最新の定義では、“The activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.” (顧客、クライアント、パートナーや社会全体が価値を享受できる提供行為の創造、コミュニケーション、それらやりとりの活動、研究、そしてそのプロセスである)と改訂されています。
このようにマーケティングの概念が生産者主導型から消費者主導型に、さらに“goods(物)”から “offerings(提供行動)”という言葉へ変化したのは、商品の生産・購買・消費という昔ながらの商業活動のみならず行政、教育、医療・福祉、メディア、宗教、コミュニティ…など、あらゆる社会活動が対象になったということです。もはやどのような社会活動さえも、新しいマーケティング的発想なしに、生活者との関係はあり得ないと言っても過言ではありません。
さらにインターネット・コミュニケーションの進化により、その概念は日々刻々と変貌しつつあります。ニューヨークの友人とスマートフォンで顔を見ながら会話したり、地球の裏側で販売されている商品をワンクリックで買える時代を誰が想像していたことでしょう。とは言うものの、どんな時代になっても。“人”という血の通った生命体が『食べること』や『寝ること』、『嬉しさ』や『悲しみ』、そして『感謝』や『慈しみあうこと』なくして暮らせる時代は、あと一万年経っても訪れることはないでしょう。だからこそ、人々が望む価値を享受できるように橋を渡してあげる場・機会が不可欠なのです。有史以来、人が集まるところにモノや情報が交換・売買されてきた「市の場」での活動…まさしく文字どおり “MARKET-ING”であり、その原点は何も変わっていません。
私たちがご提案させていただくのは斬新かつ伝統的、そしてセンシャスでクリエイティブなマーケティング戦略。特にブランディングやパブリックリレーション戦略などで人々の感性の琴線にダイレクトに響くクリエイティブな考え、豊富な経験から生まれる斬新なインスピレーションを元に、総括的に具体的な成功へ導く手法。これこそが、今求められているマーケティング戦略であると私たちは考えています。
 
成功に導くのは、思いもしなかった戦略かもしれない。
通常はマーケティング担当部門が基本的な方向性・手段を決定し、それに基づいて広告代理店等に具体的作業を発注されることが大半ではないでしょうか。しかし、もし…その過程にもっと優れた戦略・解決策の発注形態があるとしたら…。
緻密な調査データと経営政策を元に、どんなソリューションに落とし込むのか?その判断こそ、最も大切であり、アイディアとクリエイティビティを結集させなければなりません。過去の無難な手法、紋切り型のマーケティング調査、クリエイターの独りよがりなコミュニケーション案…それでは生活者の感性を、もはや動かせないかもしれません。
私たちは、常にその時点での生活者目線で問題の分析・深化を念頭におき、様々な可能性を考慮した上でコンサルティング、ご提案させて頂きたいと考えております。ですから時には、発注された作業とはまったく違う形態をも、ご提案をさせて頂くこともございます。これも、最適な戦略でお役に立ちたい一心の現れであるとご理解ください。
 具体的な例では、某家電量販店様は数十年前にテレビCMをされていましたが効果がなかったそうです。ある時、縁あって私たちに販売促進の店内BGMに関するご相談がありました。しかし私たちはBGM制作と共に、敢えてテレビCM、それも販促広告でなくブランディング広告をご提案。もちろん最初は経営陣一同から相手にもして頂けません。しかし懸命の説得の後、制作させて頂いたTV企業広告が大ブレイク。企業イメージ向上、競合他社差別化はもちろん、経常利益も劇的に右上がりになり、その後M&Aにより業界上位でご活躍されています。
 また2002年に大阪市中央公会堂のリニューアル記念イベントを依頼された際には、かねてから松村が大阪市民として国際集客の必要性を痛感していたこともあり、御堂筋全体の賑わいを重視した国際的なお祭り型イベントの中長期的マスタープランを市側に提案し『御堂筋光のルネサンス(現大阪光のルネサンス)』を総合プロデュース。今ではすっかり大阪の冬の風物詩として定着したようで、昨今のインバウンド効果にも貢献できたと嬉しく思っています。
それ以外にも様々なケースで、当初クライアント様が全くご念頭になかったようなマーケティングやブランディングの戦略、コミュニケーションワークを提案させて頂くことで、大きな信頼を寄せて頂いております。
 
『じゃぁ、どう発注をすればいいの?』『具体的にどんなカタチで提案してくれるの?』と…時折、ご質問を受けることがあります。基本的にはお抱えになられている様々な問題を、どんな段階からでもかまいませんので、まずじっくり時間をかけヒアリングさせて頂くことから始めます。その後は、私たちを信頼頂いてすべてお任せください。申し訳ございませんが、それらの作業プロセスは、きわめて機密性が高いために公表することはできません。また、言わば“Hand Made”の作業ですので、作業量にも限界があることもご理解ください。
とは言え、現実には時間や予算がない具体的作業の発注も少なくありません。そんな場合でも、もちろんご心配はいりません。可能な限りのベスト・ソリューションを、私たちがご提案させて頂きます。
 

More Sensuous,
More Creatively...
C&M International Inc.は具体的なコミュニケーションワーク、例えばイベント制作やTVコマーシャル制作、新聞・雑誌広告やポスター・チラシに代表されるグラフィック制作、Web制作、名刺制作…等の単体作業でも、もちろん承ります。その際にも前述のようにまずクライアント様の総括的なマーケティング戦略を念頭に置いて作業を進めます。それでこそ、ほんとうの意味で生活者とのコミュニケーションの原点が見えてくると、信じているからです。
総括的でクリエイティブなマーケティング戦略を分析・深化させ、経験豊かなインスピレーションと感性で磨いていくと、優れたコア・コミュニケーション戦略コンセプトが生まれます。そしてコミュニケーション、広報だけでなく、商品・サービス開発からブランディング、企業内BI (ビヘイビア・アイデンティティ)に至るまで、そのコア・コンセプトに基づいてそれぞれの作業をスタートさせれば、いちばん最短で、最高の結果を生むことができるのです。
具体的なコンサルティング、コミュニケーションワークの例は実績ページをご参照ください。なかでも社名が表すようにインターナショナル・ワークには、特に自信があります。ノルウェー政府、ネパール政府観光局など国際的なネットワークを活かしたコミュニケーション・プロデュースでは、多方面からも高い評価を頂いており、クライアント様からご信頼を寄せて頂いていると自負いたしております。
またイベントや広告制作では、結果としていかに優れた作品であるか、人々に感動を与えるかという企画・演出技術も重要ですが、計画・検証・実施に至るまで複雑な過程をいかに確実で効率的に推進できるかというプロデュース技術も一流でなければなりません。その点におきましても、今までの実績が示していますように、大規模で長期にわたるものから、短期間で瞬発力を要求されるものまで、あらゆるコミュニケーションワークの企画・プロデュース、演出・実施運営のすべてを総括的に遂行。その具現化のために不可欠なデザイン、映像、運営、音響、照明、音楽、特殊効果などの個別作業を、それぞれのプロジェクトに応じ長年信頼をおいている専門会社とコラボレーションを組み、それを弊社が統括することで最大限の効果が実現できるのです。
私たちにお任せ頂ければ、今まで見えていなかった、御社とあなたの未来が、C&M International Inc.という小さな窓から無限大に広がっていくことでしょう。